【結婚で男性は不幸になるのか?】生物学とラトガース大学の研究結果

夫婦関係向上の心構え

もう妻とは永遠に仲よくなれないんじゃないか?

そう思ったことはありませんか?私も常々そう感じていました。
時が経てば経つほど、身を粉にして頑張れば頑張るほどその気持ちは膨らみます。

でも今は平気。

トコ
トコ

男性が命を削って頑張った先に夫婦の幸せが待っていることを体験したからです。

さらに、その体験には学説と研究結果による根拠があることも分かりました。

結論は次の通りです。

  • 男性は女性のために命を削る様にできている
  • 奥様が幸せだと奥様が夫に与えるものが増える。その結果、夫も幸せになる

この記事を読むとオスの役割と幸福について理解し、男性が幸せな夫婦関係を作るヒントが見つかります。

男女の役割を生物学的に見る

夫婦関係を良くするためには男女の役割を知る必要があります。家事育児や仕事の役割ではなく「生物学的」な役割を指します。

生物学的な役割を知ると「オスは残念」という事が分かります。

生物学的なオスの役割を知り、オスが残念であることを理解するところがスタートラインです。

この章では「オスは残念」という事を下記の順で説明していきます。

  1. オスの誕生
  2. オス・・・残念
  3. オス・・・さらに残念
  4. 全ての結婚が男性を不幸にする(仮説)

それでは順番に説明していきます。

オスの誕生

オスは生物が子孫を残すための手段として誕生しました。本来、生物には雌雄が存在しません。細胞分裂という方法で種を残してきたのです。

しかし地球環境が変化しました。環境変化はこれまでの遺伝子では耐えられるものではありません。

そこで生物は遺伝子を組み替えるという手段を取った。

生物は遺伝子を組み替える手段として遺伝子の運び屋を造りました。

トコ
トコ

この遺伝子の運び屋がオスなのです。

つまり生物としてのベースはメスであり、環境変化に耐えるためにオスが後発的に誕生したのです。

仮に地球環境の変化がなければ、「オス」という概念は存在しなかったのです。

メスはメスとして存在するだけで子孫を残す機能を持っている。オスは子孫を残す機能を持っていない為に、他のオスより有能でないと子孫を残す権利を得られない。

この仕組みはオスがとても残念な性別であることを意味します。

オス・・・残念

環境変化に耐え種を残すために後発的に誕生したのがオスです。ではオスは種の保存のためにどんな役割を果たしているのか見てみましょう。

トコ
トコ

もちろん、他のオスより有能だったら幸せな未来があるに決まってる!

こちらではカマキリ、カブリダニ、カクレクマノミ、ライオン、アザラシを例に挙げオスの残念さを順番に紹介します。

カマキリ

カマキリのオスは残念です。

カマキリは動くものを餌と思う習性があります。動くものを餌と思う習性は交尾の時にも発揮されます。メスは尾のため近づいてくるオスを餌として認識するのです。さらにオスとメスの体格を見るとメスのほうが大きい。

トコ
トコ

普通に渡り合っては食べられるだけです。

オスは自分より大きく本気で襲い掛かってくるメスをやり込めるほど優秀な能力がないと子孫を残すこともできず命を失ってしまうのです。

さらに運よく交尾できても逃げ遅れれば、メスに食われてしまう。

カマキリのオスは残念です。

カブリダニ

カブリダニのオスは残念です。

普通に考えると雌雄が誕生する割合は1:1のはずです。しかしカブリダニはオスの個体数が少ない。

トコ
トコ

なぜこんなことが起きるのか?理由を説明します。

オスが5匹、メスが5匹いる場合、産卵できる数は5です。
オスが1匹、メスが9匹いる場合、1匹のオスが9匹のメスと交尾をすればメス9匹は産卵できます。

オスの数が少ないほうが産卵数において絶対的に有利。

さらにオス5匹、メス5匹の場合、4匹の不要なオスが無駄に餌を食う状況にもなります。これも生き残るためにオスの数が不要という事を表します。

オスの数は子孫繁栄に不要なんですね。カブリダニのオスは産まれてくることすら制限されたのです。

カブリダニのオスは残念です。

カクレクマノミ

カクレクマノミのオスは残念です。

カクレクマノミはちょっと変わっています。卵からかえると最初は全員オス。その後性転換してメスが誕生するんです。

トコ
トコ

カブリダニのオスとは正反対でとっても恵まれていますね。

しかしこの性転換の理由がオスにとってとても残念です。メスに性転換できるのは一番大きい優秀な個体だけ。そして次に大きい個体(オス)が交尾する権利を得られます。

では、その他大勢のオスはどうなる?

当然交尾する権利は得られません。それどころか外敵に襲われたとき、メスが生き残れるように身代わりになるんです。

一匹を除くオス以外は「他人の妻子の為に命を捧げる」ことに存在価値があります。

カクレクマノミのオスは残念です。

ライオン

ライオンのオスは残念です。

百獣の王であるライオンは、一匹のオスの複数のメスが群がるハーレムを作ります。オスにとってはなんとも恵まれた環境に感じます。

トコ
トコ

では、ハーレムを作れなかったその他のオスはどうでしょう?

餌の取れない地域に追いやられ満足に食べることすら許されず息絶えるしかありません。仮にハーレムを作れたとしても、全ての外敵から縄張りと全てのメスを守る必要があります。オスの労力は計り知れません。

ライオンのオスは残念です。

アザラシ

アザラシのオスは残念です。

アザラシもライオンと同じで、一匹のオスがハーレムを作ります。ハーレム運営にはとても神経を使います。

神経を使った結果「寿命が縮む」様です。

子孫を残す権利を勝ち取った優秀なオスですらこんな扱い。

トコ
トコ

唯一無二の優秀なオスだからと言って多くのメスに崇められているわけではないのです。

アザラシのオスは残念です。

この章で紹介した5種の生物、全てオスは残念です。メスは出産、産卵ができるので子孫繁栄には必須です。しかし、オスは他のオスより優秀でなければ子孫を残せません。

さらに他のオスより優秀だとしても、メスのために命を削る様に仕組まれています。

トコ
トコ

これはメスによるオスの性淘汰といわれているようです。

子孫繁栄の役割を果たしたオスは淘汰されるように出来ています。このようにオスにとって残念な仕組みは人類にとっても同じです。

「オスに産まれてきてしまった皆さま、ご愁傷様」としかコメントのしようがありません。

オス・・・さらに残念

オスという存在がいかに残念か分かったと思います。では、優秀と認められたオスはメスと仲良くなって幸せになれるのか?

答えは「オスとメスは仲良くなれるわけがない」

これまた残念です。

オスとメスが仲良くなれない理由を説明していきます。オスの存在価値は子孫繁栄にあります。

トコ
トコ

メスと仲良くすることはオスの目的とされていません。

環境変化に耐え子孫を繁栄させるためには異なる遺伝子の交配が必要です。ここで「異なる遺伝子」について考えてみます。異なる遺伝子とは考え方も趣味も思考も遺伝子レベルで違うという事です。

そんな伝子同士が仲良くなれるわけありません。男女が恋して惹かれ合うのは子孫繁栄の仕組み。とても淡白なものです。子孫さえ残せれば男女が惹かれ合う仕組みは解除されます。

トコ
トコ

3年目の浮気とか言われるのはそのせいかも・・・。

あとは異なる特徴の遺伝子同士(気の合わない男女)がいがみ合うだけです。こう考えるととても切ないと感じます。

全ての結婚が男性を不幸にする(仮説)

生物学的に結婚を考えると下記の様にまとめられます。

  • 優秀でも優秀じゃなくても命を捧げてメスの為に生き生涯を遂げる。
  • さらにそのメスとも仲良くなれない運命にある。

なんとも不憫です。

筆者の意見としては全ての結婚が必ずしも幸福になれるわけではないと思います。しかし、生物学的にみると結婚生活はオスが命を削り取られることで成り立ち、メスとも仲良くなれない仕組みにであるという仮説が立ってしまいます。

東洋経済オンラインでは下記記事も取り上げられています。
「モテないオスは淘汰される」自然界の厳しい掟

「全ての結婚が男性を不幸にする」という仮説が崩れる

私が16年悩んだ末に、生物学的見地から得られた全ての結婚が男性を不幸にするという残念な仮説。

嬉しいことにこの仮説は簡単に覆りました。

トコ
トコ

ここではその経験を紹介します。

私は「全ての結婚が男性を不幸にする」という仮説を残念に感じながらも、「どうしたら妻と仲良くなれるんだろう」と考え続けました。

平常運転の仕事、家事、育児、妻のマッサージはもちろん、妻が遊びに行く日は仕事を休んで子供を見たり。それでも常々ダメ出しあり、感謝の言葉はなし。

「お前の仕事なんて気軽に休めるんやろ。休みとれよ。」なんて言葉遣いも内容も悪い言葉を浴びせられる。

トコ
トコ

それこそ精神をすり減らし、命を削り取られるような感覚。

16年もの試行錯誤の結果がこれ・・・。

もう妻とは永遠に仲よくなれないんじゃないか?

そんな思いが頭の中を渦巻く中、突然、妻からデートの誘い。

トコの妻
トコの妻

結婚17周年は子供を預けてここに行くから。

私の意見なんて聞き入れるスタンスなんてない。もはや誘いと言うより、ブラック企業によくあるトップダウンの指示である。それでも素直に嬉しく感じました。

「全ての結婚が男性を不幸にする」という仮説は何だったのかと思いつつ。

この時、デートに行ったのが神戸市北区にあるセッタン(SETTAN)です。

ラトガース大学の研究結果

妻からデートに誘われた私の体験、これは偶然の出来事ではない。

トコ
トコ

ラトガース大学デボラ・カー教授の研究結果はそれを裏付ける根拠として十分でした。

デボラ・カー教授の研究結果
夫単体で幸せだとそれで完結するが、奥様単体で幸せだと夫に与えるものが増える。そして夫も幸福にする

結婚生活はオスが命を削り取られることで成り立ち、メスとも仲良くなれない仕組みであるとの仮説は、妻がデートに誘ってきた私の体験とデボラ・カー教授の研究結果によりめでたくもあっさり覆されてしまったのです。

【結婚で男性は不幸になるのか?】生物学とラトガース大学の研究結果のまとめ

生物学的にいうとオスは命を代償にしてメスに尽くすもの。

これがオスの基本です。メスはオスが命を削ることに幸せを感じます。幸せを感じたメスはオスから受けた以上のものをオスに与えます。オスは幸せを感じます。

これが夫婦で幸せになる秘訣なのかも。

参考になった書籍はこの二つ。

こんな感じ。

🌞今日も🏠我が家は🕊平和です😁

ブログの筆者
トコ
トコ

名前:トコ
妻と小3娘と3歳息子の4人暮らしのサラリーマンです。
結婚して16年、妻の理不尽、不機嫌、理解不能な言動に悩んできました。

頭に離婚という選択肢がちらつく毎日。
そんな悩みを夫としての考え方がわかって6か月で解決。

これまでネット上や書籍には存在しなかった夫婦関係に悩む男性に向けて男性が夫婦関係を向上させる情報を発信しています。

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